【留学先】オアハカ州立自治ベニートフアレス大学(メキシコ)
【留学期間】2020年2月11日~2020年3月5日(4週間)
【留学の種類】協定校への短期留学
Q.大学や授業の様子を教えてください
留学生はアメリカからの学生が多く、授業でわからないことがあると英語で質問したり、学生同士でも英語で話したりする場面が多かったです。大学の先生は、とてもフレンドリーで親身に話を聞いてくれました。
スペイン語の授業は、文法と会話との2つありました。少人数制で、先生1人に対し学生5人と、先生が学生一人一人にしっかり目を配り、その人に合ったレベルで授業を展開していました。試験は、最後の週にあり、内容は今までやってきたものの総まとめでした。試験後も、お互いに間違いを確認したり、先生に質問したりできました。
Q.ホームスティはどうでしたか
本当の家族のように接してくださり、1カ月があっという間に過ぎてしまいました。町の中の散策や郊外の観光地に連れて行ってもらって、様々なことを教えてもらいました。理解ができなかった時は、スペイン語をゆっくり話してもらったり、学校の宿題を教えてもらったりしました。
Q.おすすめの観光地はありますか
週末に行ったテオティトランという場所は、羊毛を紡いで色を染めて、カーペットを織る工程を全て見ることができる村で、とても興味深かったです。また、イエルベ・エル・アグアは、町の中心部から2時間ほど移動した所で、岩が長い年月をかけて石化し滝のように見える独特な景観を見ることができました。日の出とともに見た景色は忘れません。
Q.思い出に残ったことを教えてください
町の中には、至る所で、楽器を片手に歌を歌ったり、自分で作った織物を売ってその日の生きるためのお金を必死に得ようとしたりしている人々を見かけました。日本ではあまり見られませんが、貧富の差があることは歴然としてあると実感しました。
Q.留学を通して学んだことはありますか
オアハカの人々は、他人に対する思いやりが強く、1日しか会っていなくとも、すぐに仲良しになれてしまうそんな人たちでした。その人たちがそのような明るい心を持てるのは、何年も続くお祭りや伝統を守り続け、若者からお年寄りまで楽しく参加できる環境があるからだと感じました。日本も数々あるお祭りや儀式を大事にし、先祖からの想いを次世代に受け継いでいくべきだと思いました。
【 プロフィール 】
理工学部4年 笹沼 菜々子さん
大学卒業後は、大学院に進学し風力発電の研究を続ける。将来は、再生可能エネルギーを導入する取り組みに関わりたい。観光で、メキシコをまた訪れたい。趣味は、お囃子の笛、ピアノ、ランニング。