TOP 弘前大学から海外への留学 留学経験者の声 人文学部4年 金井 素さん

弘前大学から海外への留学

留学経験者の声

人文学部4年 金井 素さん

【留学先】大連理工大学(中国)
【留学期間】2018年9月~2019年1月(5ヶ月間)

 

 Q.留学先の授業について

 留学生用の授業は語学(中国語)がメインで、私は中級クラスに配属されました。大連理工大学のカリキュラムでは、特に話す力、スピーキングに重点を置いており、クラスメートの前で発表したり、討論したり、演習や発言機会が多いので非常に充実した授業だったと感じました。メインの授業の他に、武術やHSK(中国語の検定試験)対策、書道、語法、ビジネス中国語など興味のある科目を履修できる選択授業なども開講されていました。

 基本的に朝の8時からお昼ごろまで、週5日のうちの2日は午後の授業もあり、放課後は選択授業や次の日までの課題や自習をしなければならなかったので、週末や祝祭日を除くと、とても忙しくハードな生活を送っていました。

 

 Q.思い出に残ったことは?

 大学のスピーチコンテストの代表に選ばれたことです。私は中国語で喋ること以前に、人前で喋ること自体あまり得意ではなかったので、本当に大きな会場の中で大勢の人を前にして喋ることができるのか不安でしたが、先生の指導や土日を使ってのクラスメートとの練習を重ねた結果、本番ではうまく発表することができました。光栄にも三位に入賞することができました。聞き手は留学生が多く、中には中国語があまりわからない人もいたので、彼らにもわかりやすく伝えるために、自分なりに動きや表情を使って表現することに力を入れてみたら、うまく笑いを誘うこともできて初めて人前で何かをする達成感を味わうことができました。

 

 Q.中国留学の良いところは?

 大きく分けて3つあります。1つ目は、英語圏への留学とはちがった刺激的な体験ができるところです。とにかく初めて見るものが多く、刺激的で面白いです。様々な国の人々との出会いもそうですし、お店や建物、最先端の技術など、目に見えて面白いものがたくさんあります。金銭面の心配をせず色々な場所へ行って、様々なことにチャレンジすることもできます。

 2つ目は、生活がしやすいところです。物価が安いので、生活費は1か月あたり2、3万円程度で十分に生活ができます。携帯電話の通信料も安く、旅行をするのも中国国内は非常に低額です。銀行や郵便局は土日も営業しており、ATMは24時間営業です。食事や生活様式も日本と似たところが多く、日本人ならすぐ生活に慣れることができると思います。大連の人は日本人に対しても割と好印象を持っている人が多く、困っていたら助けてくれる人も多いです。

 3つ目は、携帯電話のサービスが便利で使いやすいところです。中国では、支払い方法に現金か携帯電話決済があります。中国に銀行口座を作れば、携帯での決済ができるようになります。QRコードを読み取るだけで決済ができるので、お釣りや財布を持ち歩く必要がありません。他にも安価なチケットを予約できるサービスや、出前を気軽に頼めるサービスなどもあり、携帯電話にアプリを入れておくだけで快適な暮らしをサポートしてくれるのがとても良いところだと思います。