🌸ひろだいアンバサダー【留学だより】教育学部4年 太田 泉さん No.3

ひろだいアンバサダー活動報告

教育学部4年  太田   さん

【留学先】トリノ大学 (イタリア)
【留学期間】2023年9月~2024年2月
【留学の種類】協定校への長期留学

 

10月からの学期で留学している私にとって、トリノでの生活は今月で折り返しとなりました。様々な経験を重ね、あっという間に時間が経ってしまっている感覚です。 

さて、大学のイタリア語のコースは、12月中に授業が終わり、最終試験がありました。私は初心者のコースに参加していましたが、先生はイタリア語訛りの英語ですが内容は面白く、とても楽しく授業を終えられたと感じています。

ただ、難しかった点としては、私のコースにはスペインやフランス、ポルトガルなどの、ラテン系の学生が多く、イタリア語学習が比較的簡単な彼らと一緒に授業を受けるのが大変だと思うことがありました。

しかしそういった経験も、学習のモチベーションとなり、結果的には良かったと思います。
また、先生もこのクラスでは唯一のアジア人である私を気にかけてくれて、授業中に「日本語では何て言うの?」などと話題を振ってくれたり、とても寛容でした。
 

 

授業のある教室は、比較的新しい建物で、周辺にはカフェやレストランがたくさんあります。日々学生や地元の人で賑わっています。 

 

次に、イタリアの文化について紹介します。イタリアでの生活に欠かせないものの1つに「バール」があります。
バールとは、日本語ではカフェが当てはまると思いますが,その役割はカフェだけによりません。バールは基本的に朝早くから開いていて、人々に安くて美味しいコーヒーを提供する場です。また何気ない会話や挨拶を交わす場でもあります。

さらに、イタリアには基本的に公衆トイレがなく、もちろんコンビニもないので、街中でトイレを済ませたい場合はバールへ立ち寄ります。その場合、無料でも利用できますが、日本のコンビニでトイレを利用したら何か買うのと同じ感覚で、1ユーロのコーヒー(小さなカップでいただくエスプレッソ)を注文したりします。 

また、バールの店員さんはさすがイタリアらしく、とてもフレンドリーで、日々通いたくなるようなお店ばかりです。
日本から来たと言うと喜ばれるので、私も話すのが楽しく、いつも心があたたまります。
 

コーヒーの種類は、エスプレッソ、マキアート、カプチーノの3つが基本です。1ユーロから1.5ユーロで飲むことができます。
また、一緒にいただくのはクロワッサンや小さなビスケットです。朝ごはんの時間帯には、コーヒーと一緒にクロワッサンを食べているお客さんをたくさん見かけます。
朝はどの人も短時間で滞在を済ませます。カウンターで立ったまま食事と会計を済ませ、すぐに仕事や次の場所に向かうスタイルは、バールを利用するイタリア人の典型だと思います。
 

 バールのショーケースは、見ているだけで幸せになれます。 

残された時間を大切に、これからの留学生活も安全と健康に気を付けて過ごしたいと思います。