🌸ひろだいアンバサダー【留学だより】人文社会科学部3年 齊藤 歓さん No.1

ひろだいアンバサダー活動報告

人文社会科学部3年 齊藤 歓さん

【留学先】トリノ大学(イタリア)
【留学期間】2023年9月~2024年7月
【留学の種類】協定校への長期留学

 

・生活環境について 

私はLomi Houseというシェアハウスに住んでいる。日本と違うと感じたところが、建物の構造だ。一つの建物の中に色んな種類の居住者がいる。
Lomi Houseもその建物の中の一部であって、一階などには個人が借りている部屋もある。さらに同じ建物にLomi Houseとは別の会社の部屋もある。
家に入る時に扉の横にあるインターホンのようなボタンを押さなければいけないから、押し間違えないようにいつも気をつけている。

私の部屋は10人部屋で、一つの部屋に2段ベッドが5つある。また、その他にも部屋が3つあって、それぞれが一人部屋だ。つまりLomi House13人収容可能ということだ。今のところ全部で11人いる。部屋にたくさん人がいることは私にとっては嬉しい。賑やかで楽しいし、何より誰かが勉強している時、自分も頑張ろうって思えて一緒に勉強できるということがとてもありがたい。 

 

 イタリアではBarやカフェがいつでも賑わっている。朝、昼、晩、時間関係なく人がたくさんいるが、カフェで驚いた経験がある。それは客が何を食べ、何を飲んだかを店側が把握していないということだ。伝票のようなものもなく、オーダーを記録するシステムもないので、食べ終わって会計をする時に何を注文したかを直接聞かれる。だからちょろまかす人はいないのかと心配になった。さらにバスに乗る時も日本とは違って支払いの場所が前だけでなく後ろにもある。支払ったふりをして出ていくことも可能システムだったので、イタリアでは客と店側の信頼関係がしっかりと構築されているのか疑問に思った。 

 

・授業について

まず、履修登録をするのにかなり苦戦した。オリエンテーションではかなり大雑把に説明され、弘前大学のサポートオフィスのような対面で相談できる場所もなく、メールでのやりとりしかできないのでスピーディーにやりとりができなかった。しかしなんとか他の留学生と協力しながら履修登録できた。 

トリノ大学は建物自体がバラバラに存在していて、一つの学部でも離れた場所に教室がある。なので毎回の授業が新鮮な気持ちで受けることができるし、違う道を歩くことになるのが面白い。 

私が一番最初に受けた授業は「Region Europe」という授業だったが、大教室で生徒はおよそ100人程度いたと思う。弘前大学の大講義室と同じくらいの広さだった。教授がその日の講義内容を1時間程度話、その後生徒による質疑応答が1時間程度行われるというような流れだ。英語がそこまで得意じゃない人も臆することなく質問していたことが特に印象に残っている。