【留学体験記】カナダ短期研修:Thompson Rivers University現地プログラム

弘前大学の協定校である、カナダ・トンプソン・リバーズ大学で2022年8月8日(月)~8月22日(金)の3週間、夏季プログラムが開催されました。
本学からは7名が参加しました。
コロナ禍でまだまだ制限が多い中ではありますが、一足先に留学を経験した学生が留学先でのさまざまな体験談を語ってくれました。
参考にして留学のイメージを膨らませましょう!

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工藤 幹子
農学生命科学部 食料資源学科 4年

短期留学として3週間、カナダのカムループスにあるトンプソン・リバーズ大学に行きました。初めての海外ということもあり、不安もありましたがこの地域は比較的治安も良く、優しい方が多いと感じました。カムループスではほとんどの人がマスクを付けていませんでしたが、新型コロナウイルス感染防止の注意書きがバス内にあったり、店の入り口にアルコール消毒が置いていたりと感染対策は似ていました。オンライン留学も有意義ですが、ホストファミリーとの会話、ステイ先の隣人の話す英語が速く聞き取りにくいこと、食事、景色、雰囲気など現地だからこそ体験できたことが多くありました。

 

 

戸田 凛太朗
人文社会科学部 文化創生課程 4年

今回のプログラムには世界各地から学生が参加していた。日本、韓国、台湾、ウクライナ、ガーナ。名前を聞いたことがあるのに、その国については何も知らない。母国語ではない言語で辿々しく会話を重ね、学友として毎日一緒に過ごすうちに、言語の壁というものが想像していたような頑強なコンクリートではなく、互いの助けで歩む手探りの薄闇のようなものだといつしか気がつくようになった。次第に英語は目的ではなく、手段になっていた。そして、僕たちは彼らの話す言語を学ぼうとし、互いの言語や文化を教え合うようになった。外国の友達をひとり作るだけで、その国が自国の出来事と同じ距離感で迫ってくるのを感じた。カナダで僕が学んだことは、英語の知識以上に、こうした友人を持つことの大切さだった。

 

 

高橋 一真 
理工学部 物質創成化学科 4年

私にとって初めての海外だったので、英語が共通言語になっていることと、明らかに日本とは異なる、乾燥して日差しが照りつける風景に感動しました。

環境問題への意識が高い印象も受けました。ペットボトル飲料が4カナダドル程度と日本に比べて割高で買いにくく、かつ空ボトルを買い取るサービスがあり、プラスチックゴミを少なくしようとする仕組みを感じました。生ゴミ用のゴミ箱などもあり、分別に力を入れている印象も受けました。

大学からの帰り道に一人で道に迷うトラブルもありました。通行する人々を頼ると丁寧に教えてもらうことが出来、親切な人柄を感じるとともに、つたない英語でも積極的に話しかけることで意思疎通が出来るという自信も得られました。

 

 

 

勝亦 恵未
人文社会科学部 文化創生課程 4年

 英語学習をしていると「短期留学は意味がない」という意見をしばしば耳にすることがあります。確かに、英語資格のスコアアップには、ほとんど効果がないかもしれません。しかし、実際に3週間という短期留学を経て私が感じた利点は「毎日の小さな挑戦が自分の中で大きな進歩となる」ということだと思います。例えば、英語で初めてコーヒーを注文する、割り勘等を指定する、何かお願いする、など日本では些末なことでも、外国にて英語で行えるようになると自信につながります。いわゆる小さな成功体験を3週間のうちに無限に積み続けることができ、自分は確かに前に進んでいる、という自覚を得ることが出来ます。これは、海外での生活に慣れる前に帰国してしまう短期留学だからこそ(お得に)できる経験であると思います。

 

 

 

宮川 美来
農学生命科学部 食料資源学科 4年

夏休み期間に3週間カナダ、カムループスのトリプソンリバース大学の言語学校に通っていました。まずカナダに行って感じたことはやはり自然がきれいであることと、カナダは移民してきた人々が集まっており、日本とは違い多様化が進んでいることでした。人それぞれが違うことに当たり前であるため、外国人への寛容な対応ができる人が多くとても暮らしやすかったです。治安はとても良かったのですが、バスが突然キャンセルされたりなど日本とは違うことも多く、それを感じるのが面白かったです。最初は留学することに不安を感じても、最後には何とかなり、本当に行ってよかったと思いました。お金はかかりますがそれ以上のことを学べました。もしカナダに来てなかったらこの人とは一生会えなかったと思うと本当に留学をしてよかったなと思うばかりです。様々な人と出会えて英語で話す楽しさを感じることができた3週間でした。

 

 

新岡 沙季
医学部 心理支援科学科 2年

はじめは英語だけでコミュニケーションがとれるのか不安でいっぱいでしたが、話してみると相手も私の言いたいことを汲み取ろうと努力してくれるし、身振り手振りだけでも意外と伝わるので、全く意思疎通ができないということはなく、いろんな方と会話を楽しむことができました。コミュニケーションをとる上で一番大事なのは言葉ではなく、笑顔であると学ぶことができたのは大きな経験です。コロナ禍での留学で帰国の際に陰性証明を提出する必要があったため、最後の数日間はコロナにかかっていないか心配しながら過ごしましたが、それ以外はマスクの煩わしさからも解放され、のびのびと過ごすことができました。食べ物や生活習慣についても特に困ったことはなく、親切な方ばかりで楽しかった思い出しかないので、カムループスはとてもおすすめです。

 

 

 

相場 奏
医学部 医学科 1年

カナダのトンプソンリバーズ大学に三週間短期留学してきました。

大学の授業は座学とアクティビティーに分けられます。授業はすべて英語でしたが、ゲーム方式でカナダの文化について学ぶという内容で、英語が苦手な人でも楽しみながら参加できるようなものでした。アクティビティーでは、カヤックやハイキングなどカナダの豊かな自然を存分に体感できました。

また、ホームステイを通じて、文化の違いに翻弄されながらも日本ではできない体験をさせてもらいました。

気づけば留学前より英語を話すことに自信がついていました。インプットばかりだった留学前の勉強に比べてアウトプットの機会が格段に多かったこと、そして物怖じせず積極的な現地の人や他国から来た留学生に感化されたことがよかったのだと思います。

コロナ禍での渡航となりましたが、大学側が全面的にサポートしてくださり感謝しています。