【留学体験記】医学部2年 大塚 麻友

【留学先】ハワイ大学 コミュニティカレッジ(ヒロ) アメリカ
【留学期間】2026年2月~ 2026年3月
【留学の種類】青森県連携海外研修プログラム

留学の動機

今回の留学に参加した動機は大きく二つあります。

①国際医療支援と地域医療の両面で活躍できる医師に必要な力を身につけること。
 医療資源の限られた国内地域や国外紛争地では、単なる医学的知識や技術だけでなく、コミュニケーション力、多職種・多国籍のチームで協働する力、そして現地の文化や社会背景を理解する姿勢が不可欠であると考えています。今回の研修プログラムに参加した6人のメンバーと共に、実際に海外で学び、現地の学生や文化に触れることで、これらを体感的に理解したいと考えました。
②青森について理解を深め、発信すること
 私は県外出身であり、これまで青森について十分に知る機会がありませんでした。今回のプログラムを通して青森について学び、その魅力を現地で伝えたいと考えました。

 

この留学先を選んだ理由

ヒロでの講義や学生との交流、ホノルルフェスティバルでの青森県のPRなど、学びと実践の両方を経験できる点に魅力を感じました。
また、弘前大学ではハワイ大学との交流が行われており、医学分野においてもハワイ大学で学ぶ機会があります。将来、医学部での留学先としてハワイ大学で学ぶことも視野に入れており、その前段階として、ハワイの社会や文化、地域との関わりについて理解を深めることは、将来医療に携わる上で重要であると考え、本プログラムへの参加を志望しました。

 

留学先大学の様子

現地の学生は非常に学習意欲が高く、自身の専門分野や地域文化に対して誇りを持っていることが印象的でした。授業やディスカッションにおいても積極的に発言し、自分の考えを明確に伝えていました。特に印象に残っているのは、森林学科の生徒さんたちとの「専攻している理由、その魅力」等の会話です。私も、私が解剖学を愛する理由を話すうちに熱が入ってしまいました。また、「フラダンス、ハワイ語、歴史は切り離せない」という言葉に象徴されるように、文化・歴史・言語を一体として理解しようとする姿勢が強く感じられました。

 

滞在先(寮やホームスティなど)の様子

ヒロ滞在中は学生寮で生活しました。生活環境は整っておりました。特に、お水を汲める機械があること、ビリヤードや卓球が自由にできる場所があることが印象的でした。
不自由を感じることはほとんどありませんでしたが、使えると伺っていたキッチンに我々の鍵では入れないことは予想外で、食事の準備に困ることがありました。

放課後は、現地の学生や他の留学生と交流する機会も多く、日常生活の中でも異文化に触れることができました。

ヒロは自然が豊かで静かな街であり、落ち着いた環境の中で地域の文化や人々の生活をじっくり観察することができました。

 

思い出に残ったこと

特に印象に残っているのは、現地の人々が自然や文化を大切にしている姿です。フィールドワーク中には、固有種の植物を守るために自然と協力し合う場面があり、文化や自然への意識が生活の中に根付いていることを実感しました。
また、ホノルルフェスティバルに向けてねぷた笛を練習し、披露できた経験も私にとっては大きな思い出です。青森の文化を発信する中で、自身の理解の浅さにも気づくと同時に、地域文化への関心が深まりました。

 

 

留学を通して学んだこと

今回の留学を通して、医療は単なる生物学的な問題として捉えるだけでは不十分であり、その人が置かれている文化や社会構造の中で理解する必要があると学びました。「患者を治したい」という医療者の善意も、文化や価値観を無視すればエゴになり得ます。そのため、現地の人々が何を大切にしているのかを理解しようとする姿勢が不可欠であると感じました。語学力やチームビルディングの重要性についても実感しました。1人で海外旅行をするのではなく、チームで「青森を発信する」という目標、今後の課題が明確になリました。
今回の留学を通して、自分の未熟さに向き合いながらも、多くの学びと気づきを得ることができました。この経験を今後の医学の学びや将来の活動に活かしていきたいと思います。

これから留学を考える方へ

英語力は重要ですが、完璧である必要はありません。自分の考えを伝えようとする姿勢が大切であると感じました。また、留学前に現地の文化や歴史について学んでおくことで、現地での学びがより深まります。さらに、留学中に感じた違和感や気づきを大切にし、帰国後に言語化することが重要であると考えます。何より、楽しんで、いってらっしゃいませ!応援しています!

※学部・学年は、留学当時のものです。

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