🌸ひろだいアンバサダー【留学だより】人文社会科学部3年 齊藤 歓 さん No.2

ひろだいアンバサダー活動報告

人文社会科学部3年  齊藤   さん

【留学先】トリノ大学 (イタリア)
【留学期間】2023年9月~2024年7月
【留学の種類】協定校への長期留学

 

私は今イタリアのトリノ大学に留学しています。学部はLingue e letterature moderneという学部です。

今回は私が今受けている授業について紹介していきたいと思います。 

 まずイタリア語の授業は初級、中級、上級の3つのレベルがあります。初級クラスはコースAからコースJまでの10コースあり、そのうち一つを選択できます。いくつかのコースは異なるキャンパスで行われ、曜日も異なるので住んでいる場所や他の授業スケジュールとの兼ね合いを見て履修を組むことができるので安心です。また、教科書を使う、使わないなど多少の違いはコースごとにありますが、基本的な授業内容はどこも大きく変わらないそうです。授業時間は2時間で、全てイタリア語で行われます。

イタリア語の授業の様子

先生はとても優しいのでわからないところがあったらいつでも授業を止めて質問してくださいと言います。
そのため私は毎回一番前の席に座って、分からない時は必ず質問するようにしています。

大抵の場合は他の生徒も同じ疑問を持っていることが多いので「質問してくれてありがとう」と言われクラス全体が和やかな空気になったり、私の質問から派生して他の生徒が別の質問をしてそこからクラス全体でディスカッションになったりと日本の授業と比べて一体感が感じられるので私はこの授業がとても好きです。

また、授業が終わり、建物を一歩出るとそこにはBarがあり、授業終わりの学生と思しき人たちで賑わっていることが多いです。 

学校近くのBar

また、私は弘前大学では簿記システムを専攻としているのでその分野に該当する学部の授業にも興味があり、Economiaという学部の授業も受けています。
トリノ大学のサイトで探していたら会計・ビジネスの授業が英語で開講されていることをしり、受けてみることにしました。

この授業のキャンパスはメインキャンパスからは遠く離れていてバスで40分ほどかかります。

トリノ大学ではこのようにキャンパス同士がかなり離れた場所に位置するということがよくあるので、これをみているトリノ大学への留学を考えている方は履修登録をする際どこで行われるのかを注意してみてくださいね。

この授業は朝8時から11時までと、かなりの長期戦です。トリノ大学に来て驚いたことに一つにこの、授業時間の長さがあります。
3時間半の授業もあれば、4時間の授業もあるので集中力がかなり鍛えられます。授業時間が統一されていないということも弘前大学との違いですね。そしてもちろん時間が長い授業ほど取得できる単位数も大きいです。教授はとてもゆっくりで簡単な単語を使って話すので理解しやすいです。 

会計学の授業

 

トリノ大学では履修登録は資料やその授業の情報をもらうためのものに過ぎません。なので自分の興味がある授業をいつでも聴講することができます。試験前になると試験を受けるための登録が必要になります。そのため自分に合わない授業なら行くのをやめられるし、試験も受けたくなければ受けないという選択肢もあります。

弘前大学では一度履修登録が完了してしまった科目の試験を受けなければGPAに影響するので、自分のスケジュールや能力に合わせて試験を受けられるこのシステムは羨ましいと思います。