【留学生インタビューvol.1】パク・スヒ(韓国出身)

きっかけは嵐・・・
京畿大学校 人文学部 日本語日本文学学科 パク・スヒ

【嵐】が大好きで独学で日本語を始めた彼女、それから韓国京畿大学校で日本語を専攻し、本学に6カ月の期間で留学しています。留学のきっかけやヒロダイでの生活についてインタビューしました。

―弘前大学への留学を決めたきっかけは?
 
 1年前に弘前大学へ留学していた友達や先輩方に聞いたとき、弘前大学を勧められました。弘前大学と京畿大学とは協定の歴史も長く、これまで留学した学生からの話や資料、情報量が圧倒的に多いことが、弘前大学への留学の決め手となりました。情報が少ないと不安な気持ちが強かったんです。

 3年1学期を終了後すぐに来弘。
 日本語の授業の他にも、自身の専攻である文学の授業(尾崎奈津子先生)を受けたとのことです。

 

―日本語の授業はどうですか?
 
 日本語プレースメントテストを受けたときに上級と判定されたんですが、話すことよりも読み書き・漢字に弱いこともあって中上級クラスを希望しました。読解と作文が中心です。
作文が大変でした!書くことよりもテーマ決めが大変で・・・専門的な知識もないことをテーマに持ってくるのも大変、そこからプラスして先生から漢字のダメ出し・・・
 日本語の中では漢字と敬語、敬語の中でも尊敬語が難しいです、だんだん弘大に慣れてくると先生方と話す機会もありました。その時、その場にあった敬語を使いたいと苦戦しました。

 日本語は小学4年生から独学で始めました、嵐が大好きなんです!
おはようございます、こんにちは、はじめまして から始めて、ドラマをよく見て覚えました。耳から入る日本語ですね。
今も津軽弁が自然と耳に入ってくるので、少しずつ訛っていく自分を感じています(笑)

 

―弘前の暮らしは?
 
 初めて自転車を買った日、徒歩ではなく自転車で通学できるようになったことが嬉しかったんです。周りの友達と違って私だけ国際交流会館ではなく、大学寮に入寮したので、特に雨の日は大学まで通うのが大変でした。
 食べ物は少ししょっぱいと感じる時があるけれど慣れました。寮の食事にオクラがたくさん出てくるんです、不思議でした。
 外食も大好きでたくさん食べ歩きました。【ペペキッチン】というハンバーガー屋さんがおいしかったです。
 和食も洋食も好きだけど、やっぱり韓国料理が一番!キムチも大好きです、もちろん韓国文化の出前も大好きです。

 

―弘大で驚いたことは?

 どうして入学式にスーツを着ますか?
 韓国ではまず入学式に参加しません、授業があるわけでもなし、オリエンテーションも無しとなれば誰も出ません。もし出ても普段着で行きます。後日オリエンテーションで自分の先生の紹介等を受けます。
 弘大でお母さんが着物を着ている姿を見て、お母さんの入学式か!?と思って驚きました。

 

―将来は?

 イベントプランナーに就きたいと思っていますがまずは卒業が第一。日本か韓国かどちらを選ぶことに関しては迷っていますが、日本語を使う仕事がしたいです。
 やはりルーツは嵐ファンからきているのかなぁ?

京畿大学内での1ショット

 

 

 

―京畿大を目指すヒロダイ生へ
 京畿大のあるスウォンは、青森のように大きな祭りがあるわけではありませんが、コンサートなどの公演が多く開催され、文化的な歴史も長く、おいしい食べ物も多い町です。チキン通りもあるんですよ~ ソウルまでは1時間距離です。
 寮も完備されていて、前に京畿大で知り合った弘大生も寮に入っていました。寮ごはんに飽きたら出前を勧めます!

 

 

―これからの留学生へ

 短い時間を十分に楽しんでほしいですね、遠いところも行ってみてたくさんの経験を持ってほしいです。
 友達や大学だけではなく、参加していた韓国語ボランティアでもたくさん視野を広げることができました。
 また、同郷の人だけではなく他の国の留学生とも仲良くなってみてほしいです、きっと良い経験につながるはずですよ!

 

 

 

 

 

ありがとうございました。
弘前ねぷた祭りにも参加したスヒさん、帰国前の時間にインタビューを受けていただいてありがとうございました。
良いイベントプランナーになって、是非弘前にまた来てください。