【留学体験記】人文社会科学部3年 鈴木 大賀さん

【留学先】トリア大学(ドイツ)
【留学期間】2018年9月~2019年7月
【留学の種類】協定校への長期留学

 

留学の動機は?

ドイツに留学しようと決意した理由は,昔からヨーロッパに興味があったのと,ちょうどドイツ語の講義を履修していたからです。それに就職したら多分海外には行けないだろう,これが最後のチャンスだと思ったからです。日本を出国する前にいろんな人から「日本とドイツは似ているから暮らしやすいと思うよ」と言われましたが,実際に暮らしてみると全く違い狼狽してしまいました…。

 

トリアについて

トリアには,ポルタ・ニグラなる古代ローマ時代の門があります。その近くには,教会や大聖堂があり,きれいな街並みが広がっています。クリスマスにはクリスマスマーケットが開催され,あたり一帯がイルミネーションで彩られます。周辺の丘には,ぶどう畑が広がり,その上にトリア大学があります。市内の移動はバスがメインになりますが,そもそもトリアのバスはかなり乗り心地が悪いので,時間に余裕があるのなら歩くことをお勧めします。健康にもよく,きれいな景色も堪能でき,一石二鳥です。唯一の救いは,学生証を見せるとバス料金がタダになることでしょうか。

 

トリアでの生活で驚いたことは?

 住んでみて一番驚いたことは,日曜日と祝日は,レストラン以外一斉に閉まることです。いつでも店が開いている日本の生活に慣れてしまっているので,不便に感じました。さらに,コンビニやジュースの自販機もほとんど見かけませんでした。唯一ガソリンスタンドには必ずコンビニのような店が併設されているので,非常時にはガソリンスタンドに行きましょう。

 

食はどうでしたか?

 ドイツはご飯がまずいとよく言われていますが,これは半分間違いです。正確に言うと肉料理はおいしいです。では私がお勧めする料理は何か?それは,デデン!ケバブです!!ケバブは基本どこの店のものでもおいしく,かつ手軽に購入でき,そしてよりどりみどりです。トリアにはケバブ屋さんが沢山あります。逆に学生食堂で変なものを頼むと,ろくな目にあいません…。

 

最後に一言!

 昔と違い今はみなさんに均等に留学できるチャンスがあります。留学は確かにお金がかかりますし不便なことも不安なことも多々あります。リスクも付きまといます。しかし,今こうやって留学中のことを思い出すと,本当に留学してよかったと感じます。もし留学に行こうか迷っているのなら,短期間でも,親のすねをかじってでもいいので,留学してみてはいかがでしょうか。行かないで後悔するよりは,行って後悔するほうが良いと思います。きっと素晴らしい経験が待っていることでしょう。

 

Profile
人文社会科学部文化創生課程3年 鈴木 大賀さん 
2年次に人文社会科学部授業科目「トラベル・スタディーズ」を受講し,ニュージーランドのオークランド工科大学語学センターへ2週間の短期留学を経験。その後,ドイツのトリア大学へ約10か月の長期留学へ。
1998年生まれ,弘前市出身,2021年卒業予定。